機内対策、座席について
小さなお子さん連れで機内を乗り切るための諸々テクニックです。
機内対策
必須=遊ぶための何か、食べ物、飲み物
任意=着替え1組、バスタオル、タオル

>お気に入りのおもちゃ
目新しいものと遊びなれたものを用意、なるべく場所を取らないもの
座席に座って遊べるものを選ぶこと。音が出るものは好ましくない(周囲の迷惑)
シールブックや塗り絵、落書き帳も○
ブロックは床に落とすと拾うのがたいへん、落とさないよう監視すること。
男の子だとミニカーと地図、磁石で貼り付けて遊ぶ絵本(書店にあります)
女の子には布製絵本もオススメ。
粘土も○ですが、出国時手荷物検査でひかっかる可能性あり。
同じく分厚い本も手荷物検査でひっかかる可能性あり。
たとえひっかかっても現物を見せればOKなので、不安を感じる必要なし。
ポータブルDVDやムービーモニターで映像(音なし)を見せるのも手です。
パーソナルモニター付きの飛行機にあたればラッキー。

往路は夜フライト、眠る時間が長いのでそれほど心配はいりません。問題は帰路。昼間フライトだからお昼寝してくれたらラッキー、寝なくてもなんとかなるように備えだけは十分に。現地にて「子どもにナイショ」のおもちゃを調達すれば目新しさで多少の時間は稼げます。

おもちゃに何を用意するかは、年齢・性別・性格によっても違ってきます。その時々での興味もありますし、親御さんの好みもあるでしょう。お子さんの気を引きそうなもの、探してみて下さい。

>食べ物
おにぎり、バナナなど緊急時食料持参のこと。
機内食はありますし、チャイルドミールにお菓子がついていることもありますが完璧期待は持たないこと。口に合わない場合に備えて少量の食料は持っていくべし。子どもの空腹に合わせて食事が出るわけでもないです。子どものお腹は待ったが利かない。
果物は米国への持込制限品となっているので、日本から持参したバナナ、機内食についてくるバナナ等のフルーツは「必ず」機内で消費すること。バナナの皮も機内に残してくること。うっかり持ち込むと、空港ターンテーブル付近にいるフルーツ探知犬(可愛いワンちゃんなんですけどね)にほえられて驚くことになります。
ほえられたら仕方ない、事情説明して解放してもらいましょう。どうも着陸直前にバナナを食べると残り香があるようで、それでほえられる場合もあります。

>飲み物
機内で飲み物をもらうことはできます。ミネラルウォーター、牛乳、アップルジュースなどなど。お子さんの飲み物にこだわりのある場合は持参してください。液体は出国時手荷物検査でひっかかる場合もありますが、これも現物を見せればOK。
関空では出国審査後、搭乗ゲート前に飲み物自動販売機がありました。出国時検査が鬱陶しいなら、こちらで購入。これなら検査は受けません。ミネラルウォーター、お茶系がいいかと思います。

水筒、マグマグなど、容器を持参しておくと安心。機内では蓋付紙コップやストローも用意されていますが、まだ小さなお子さんには慣れた器が飲みやすいでしょう。
離陸時は耳の気圧調整に飲み物をあげると効果のある場合があります。水平飛行に移るまで飲み物サービスはありませんから、この時の飲み物は持参するのがベター。

地上から機内に持ち込む飲み物では、炭酸系は避けるのがよいと思います。機体上昇に伴い容器中の空気が膨張、最悪で開栓時に噴水します。炭酸系以外でも地上で開栓してしまった飲み物容器は水平飛行になるまで数回にわけてキャップを緩めて空気抜きすること。
マグマグやストロー付きペットボトルキャップをご使用の場合は、水平飛行になるまでストローを外しておくか、ストローをずっと吸い続ける(無理かも)こと。気圧の関係でストロー先から噴水します。

>その他
子どもは何があるかわからない。飲み物をこぼした等お洋服を汚してしまうこともあります。着替え一組を荷物に入れておくと安心。バスタオルは就寝時や機内で冷えた時のために、現地では冷房対策にも役立ちます。しかし、機内ではブランケットをもらえるので荷物に余裕があれば入れておくと良いでしょう。タオルは食事時や寝入ってしまった時の汗取りに。大人が膝枕してやると、子どもの頭は結構温度を持ってます。枕代わりにどうぞ。

他にもお子さんに応じて様々グッズがあると思う。
お子さんのことを一番良く知っているのはご両親です。お子さんの日常を思い出して何が必要か考えてみて。機内対策に子どもの荷物がボストンバッグに1つほど、全く珍しくない荷物量です。年齢が上がるに連れて荷物量は減っていきますから、多いのは今だけ。
座席
「ここがいい」という絶対的な位置はありません。
大まかな特徴だけを書いておきます。
現実には、座席指定する際に、航空会社係員さんと相談するのが良いと思います。当日空席からベストな位置を選んでくれると思いますよ。餅は餅屋、とりわけ日系ではそういうノウハウを沢山持っています。

>前方、中央、後方
メインエンジンより前(主翼より前)の座席は比較的静かです。おとなしく座って遊べるお子さんでしたらオススメします。後方へ行くほどに音は大きくなりますので、機内で愚図りそうなお子さんには後方がよいかもしれません。しかし、後方=大声を出して良い というわけでは決してないので、小さなお子さん連れであっても周囲への気配り・心遣いを忘れずに。小さなお子さんはまだ周囲を思いやることができません。同行する大人が子どもの分まで気配りしましょう。

>2階席
ここの欠点は階段、天井が低い。階段を上り下りするため小さなお子さんでは座席指定してもらえません(一部航空会社では指定できるようです)。天井が低いため背高さんには閉塞感が伴います。当然狭いので、子どもが愚図ると周囲に響く、迷惑度大。座席でおとなしく遊べる小学生くらいのお子さんでしたらOKでは。1階席より静かですから、狭ささえ気にならなければ居心地は上々です。

>スクリーン(壁)前
最近はパーソナルモニター付きが増えてきましたから、でかでかスクリーンが設置されている機体は珍しくなりました。ガイドブックによってはいまだに「子連れにはスクリーン前がオススメ」のような書き方をしているものもあるかと思います。しかし!子連れ=スクリーン前では「決して」ありません。
スクリーン(壁)前の最大の欠点は、床に荷物が置けない
通常では前座席の下や頭上に荷物を収納します。頭上荷物は取り出すのが面倒ですが、子どものおもちゃ、食べ物など機内気張らしグッズをまとめて布製バッグにでも詰めて前座席下へ押し込んでおけば、いつでも取り出すことができる。壁前の座席はこれが不可能です。
最近は機内安全対策に手荷物は頭上か前座席下へ収納するよう強く言われます。離着陸時だけでなく、水平飛行中も同じです。こうなると、スクリーン(壁)前の座席ではどこに子どもの荷物を置けばよいのでしょう。
前ポケットに入るだけ、隣座席が運良く空いていればそこに置ける荷物だけ。それだけの荷物しか使えません。頭上荷物入れから頻繁に出し入れすると周囲の迷惑になります。このあたり個人差はありますが、私の感覚では頭上荷物入れはそうそう頻繁に開けるものではないです。
壁前のバシネット取り付け可能なシート位置は、できましたらバシネットを必要とする赤ちゃんのためにお譲り下さい。
尚、この座席は事前指定不可、リクエストだけ受付。指定は当日のみ可。

>ラバトリー、ギャレー
トイレに待ったが利かない、飲み物を持参せず機内で貰うことをあてにしている、そんな場合は ラバトリーやギャレー付近の座席がベター。ラバトリー真横は賑やかですから、少しだけ離れた席を。

>後方壁
真後ろ「壁」の座席は、そこそこ居心地良いです。後ろ乗客が居ないので座席リクライニングに遠慮はいりません。機体によっては通常リクライニングより角度を浅くしているものもありますので、これは実際に航空会社へ要確認。

>非常口脇
非常口脇にある客室乗務員さんとのお見合いシート。
ここは前座席がないので、居心地いいです。但し、スクリーン(壁)前座席に書いたように荷物置場所がないため、小さなお子さん連れには問題ありますし、小さなお子さん連れではそもそも座れません。
この座席に座る大人は「非常時サポート要員」として、緊急時に客室乗務員を助ける役目を負います。米系エアラインでは英語を理解し話すことがここに座るための最低条件。日系は英語必須ではありません。さらに、小さなお子さんでは非常時サポートは出来ませんから、当然に着席不可。

これら以外の座席ははっきり言って「どこでも同じ」(^_^;)
指定された座席でベストを尽くすしかありません。
一つだけいえるのは、家族はなるべくかたまって座りましょう。子どもを窓際に座らせた場合は、通路から出入りしやすいように間に他人は入れないでおきましょう。
作成:2005.11